日銀黒田氏再任

政府が手腕評価

    政府は9日、4/3に任期満了を迎える日銀総裁の黒田氏を再任する方針を明らかにしました。異次元緩和による大規模な金融緩和でデフレ脱却への道をつくった、と手腕を評価。継続が好ましいと判断したそうです。

   デフレ脱却への道をつくったとはいえ2%の物価上昇率の目標は延期に延期、達成されず。それでも手腕は評価され、金融政策の路線継続が望ましいと判断される。まぁ黒田氏を否定することは政権を否定することにもなりそうなので評価している、としか言えないのかもしれません。なんだか辞めさせる事ができないような、後戻りができないような感じなんじゃないでしょうか。掲げた目標は5年間達成されず延期しているのに、それについては考慮されないのでしょうか。普通の企業だったらありえない事に思えます。目標達成できず延期延期、でも継続なんて。

   インフレの目標が達成されたら景気が良くなるのでしょうか。景気が良くなったからインフレになっていくのか。正直、一般家庭においては、インフレを先に先導したので生活が厳しくなった感があります。目標達成されてないとはいえ物価はそこそこ上がっています。しかし保険料の値上げや賃金の上昇はなく、実質賃金があがってないので生活は厳しいと感じるわけです。景気が良くなっていってインフレなるほうが自然なような気がします。

   また、日銀と政府の間の一線がなくなっているようにも感じます。黒田氏が政府の方針を受けて実践しているふうにも感じ取れます。

   出口戦略はどうなる事でしょうか。出口戦略まで責任持ってやらせるという意味での再任なのでしょうか。金曜もダウは下がり、日本は月曜日祝日。これで月曜もダウがだだ下がりだと火曜の日本の市場はどうなる事でしょうか。日銀のETF購入もいつまでも続けるわけにはいかないはずです。今回の株価の調整ではいくらまで下がるのでしょうか。しばるく暴落による悲痛なニュースが続くかもしれません。

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